WordFes2017 これからのデザイナーに必要なスキルと考え方
WordFes2017にて、フリーのWebデザイナー瀬口理恵さんのお話を拝聴してきました!
セッションテーマは『これからのデザイナーに必要なスキルと考え方』 です。デザイナーを目指している私にとっては、とても楽しみにしていたセッションの一つとなります。
感想と、大事だと思ったことのメモを書いていきます。
『これからのデザイナーに必要なスキルと考え方』
瀬口理恵さん
☆スライドはこちら:これからのデザイナーに必要なスキルと考え方 by rie05
瀬口さんのお話で特に大事だなと感じた「これからのデザイナーに必要なスキル」
①ユーザーの目的を汲み取り提案する力
ユーザーの目的を汲み取るには、ユーザーの要求意図や背景も考える必要があります。
もしユーザーから「赤メインにWebページを作って欲しい。」と言われたとして、どんな赤なのか、どうゆうところに赤を使って欲しいのかが、この言葉だけでは読み取ることはできません。 そこで大切になってくることは、「なぜ」の問い掛け 「なぜ赤をメインにしたいのか?」 この質問をすることで、相手のやりたいことが具体的になってきます。 また、目的が分かればユーザーへ提案することも可能になります。
②スピード感を持って、開発・運用しやすい設計ができる
マルチデバイス対応により、開発・運用しやすいシンプルなデザインをスピード感を持って制作できるデザイナーが求められているそうです。 つまり、シンプルなデザインを作成することで汎用性を高め、多くのデバイスに対応したWebページを早く(低コストで)作成することが新たな課題となっているということです。
※マルチデバイス:Weblio辞書 マルチデバイス
実践していきたいと思った話
- デザイナーはもっと前に出て、チームを引っ張るくらいでいい。デザイナーのもとには決定事項がおりてくるが、思考停止していてはだめ。思考停止したらAI以下。
- 一人の時間は自分を磨く時間。デザインのトレンド収集、心理学を学んでみるのもあり(デザインの根拠になる)。デザインに強い人のSNSをチェックするといい。
- クライアントさんは「デザイナーなら、なんか上手くやってくれそう」という期待を持っている。この「なんか」を「なぜ」で汲み取っていく。
- お客さんからワイヤーフレームをいただいたとしても、ユーザー視点を持った工夫をすることで、テンプレートにない魅力を出せる。工夫が「なんか上手く」という期待に答える力。
- クライアントとの打ち合わせ時には、「宿題」を作らない。できればクライアントからの要求はその場で見える化すること(タブレットや紙でデザインを描く)。後日デザインして持っていくとユーザーとのすれ違いが多発するため。
※ワイヤーフレーム:LIG Web制作者のためのワイヤーフレーム講座「役割と考え方」編
瀬口さんおすすめ色々
トレンド収集
- Pinteresst ・・・ インターネットを閲覧している最中に好きな画像や動画をお思い通りにピン(ピンタレストのボードに集めること)する、友人や、著名人など、気に入った人やボードを共有することもできます。
- Dribbble ・・・ デザイナーさんがそれぞれデザインを投稿し交流するサイト。ビジネスにも使用されている。閲覧するだけなら無料。投稿するには会員の招待が必要。
デザイン本
- 『デザインのルール、レイアウトのセオリー』 伊達千代 (著)
- 『ゼロからはじめるデザイン』 北村 崇 (著)
- 『インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針』 Susan Weinschenk (著), 武舎 広幸 (翻訳), 武舎 るみ (翻訳), 阿部 和也 (翻訳)
見える化ツール
GoodNote4 ・・・ iPadを使うならおすすめアプリ。ズームしても劣化しない、ベクター形式のノートアプリ。描き心地がリアル。罫線の入ったページや白紙のページ 等ページの形式が選べるため、用途に合わせた使い方ができる。
感想
本は今回紹介されたもの以外に、他にも読みたいものが積もっているので順次読んでいこうかなと思っています。 トレンド収集についてはSNSチェック、上記のWebサイトを見てみるなどちょっとした空き時間に情報収集していきたいですね。